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若い男性から人気!データから分かる訪日カナダ人の特徴
2018.10.24

 

今回は2017年に30万人を突破し、年々増加傾向にある訪日カナダ人に焦点を当てて、統計情報から見て取れる彼らの特徴を考察していきます。

 

今回使用した統計データは観光庁の「訪日外国人消費動向調査」とJNTOの「訪日外客数」です。

弊社の統計データ分析ソリューションにも同様のデータをはじめ多様なデータを収録しており、ご覧になりたい項目のデータを簡単に検索、集計でき、データのダウンロード、チャート作成などが可能です。調査・資料作成業務の効率化に向けて是非ともお試しください。

 

訪日カナダ人の特徴まとめ

各種統計データを参考に分析すると、訪日カナダ人には以下のような特徴が見えてきます。

 

■訪日カナダ人数は年々増加傾向にある

■3-5月にかけての訪日が多い

■長期滞在する傾向がある

■日本の歴史や文化を楽しむことを目的とした観光が多い

■若い男性の訪問率が高め

 

詳細は以下を御覧ください。

訪日カナダ人の基礎情報

訪日カナダ人数

訪日カナダ人の数は年々増加しており、2017年には30万人を超えています。

 

月別訪日カナダ人数

訪日カナダ人数を月毎に見ていくと、3月・4月に最も訪問者数が多いことが分かります。

一方で年始のシーズンは訪問者数が少なくなっていることが分かります。

 

出典:JNTO「訪日外客数」

 

訪問回数

訪日カナダ人の訪問回数比率は、全国籍平均と比較し、初訪問が大きな割合を占めています。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」
注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

年代・性別

男女比率を見てみると、男性の割合が多く、全国籍平均と比べても男性の割合が高いことが分かります。

また世代別の割合においては、男性の20代・30代の訪問比率が全国籍平均と比較して高く、一方で女性の訪問比率は全体的に全国籍平均と比較して低いのが特徴的です。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

訪日カナダ人の旅マエ動向

手配方法

手配方法は、個別手配が80%を超えており、全国籍と比較しても高い割合となっています。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

情報収集方法

情報収集方法としては、旅行会社口コミサイトの利用が最も多い割合となっています。

また自国の親族・知人や個人のブログなど、公式サイト以外からも多く情報を収集していることが分かります。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

訪日カナダ人の旅ナカ動向

入国地点

訪日カナダ人の入国経路を見てみると、成田国際空港の利用割合が圧倒的に多いことが読み取れます。

一方で関西国際空港や中部国際空港など、東京以外の空港の利用割合は全国籍平均と比較しても低いことが分かります。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

滞在日数

滞在日数に注目してみると、7-13日間が最も多い割合となっています。

長期間の滞在割合が全国籍平均と比較してもかなり多いようです。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

都道府県別訪問率

成田国際空港の利用割合が多いこともあり、東京や千葉への訪問率は高くなっています。

また、京都、大阪も人気の観光スポットのようです。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

日本でしたこと

日本食を食べることや、繁華街の街歩き等が上位を占めています。

また、日本の歴史・伝統文化体験が楽しむ人が全国籍平均と比較してかなり高い割合となっています。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

訪日カナダ人の消費動向

消費金額

訪日カナダ人による総消費額は年々増加しており、2017年には500億円を超えています。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

消費金額の内訳

消費金額の内訳としては、宿泊料金の割合が全国籍平均と比較しても高くなっています。これは長期滞在する傾向が強いことが要因になっていると考えられます。

また買い物にかけるお金は、全国籍平均と比較してもあまり高くないことが読み取れます

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

買い物の品目別購入比率と購入単価

食料品やお菓子の購入率が高くなっています。

また医薬品や化粧品の購入率は全国籍平均と比較してもかなり低くなっていることが特徴的です。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

買い物をした場所

観光地の土産店の利用割合が全国籍平均と比較して高いことが特徴的です。

一方で空港の免税店や、ドラッグストアでの買い物をする割合は全国籍と比較して低くなっています。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

免税手続きの実施状況

免税手続実施率・購入率ともには全国籍平均と比較して低く、買い物を目的として日本を訪れるカナダ人はかなり少ないようです。

 

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的だけではなく、業務目的も含む

 

次回日本でしたいこと

日本食を食べること、景勝地観光等が上位となっており、全国籍平均と比較しても高い割合となっています。

また長期滞在するカナダ人が多いのにも関わらず、全体的に幅広い項目が全国籍平均と比較して高くなっており、訪日カナダ人の日本への関心の高さが伺えます。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

弊社の統計データ分析ソリューションを活用いただくと、上記のように簡単にデータの集計やダウンロード、チャート作成などが可能ですのでぜひともお試しください。

 

inbound insight(インバウンドインサイト)とは

ロケーション解析データを軸にインバウンド対策を成功に導くことを目的としたインバウンド対策総合支援サービスです。観光ビッグデータ分析ソリューション、統計データ分析ソリューション、インバウンド対策コンシェルジュを組み合わせることで、現状把握から施策実行まで最適なインバウンド対策支援をご提案します。

 

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<本記事に関するお問い合わせ>
株式会社ナイトレイ
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