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冬に人気!データから分かる訪日マレーシア人の特徴
2018.10.16

 

今回は2017年に40万人を突破し、年々増加傾向にある訪日ベトナム人に焦点を当てて、統計情報から見て取れる彼らの特徴をあぶり出していきます。

 

ちなみに、今回使用した統計データは観光庁の「訪日外国人消費動向調査」とJNTOの「訪日外客数」です。

弊社の統計データ分析ソリューションにも同様のデータをはじめ多様なデータを収録しており、ご覧になりたい項目のデータを簡単に検索、集計でき、データのダウンロード、チャート作成などが可能です。調査・資料作成業務の効率化に向けて是非ともお試しください。

 

訪日マレーシア人の特徴まとめ

各種統計データを参考に分析すると、訪日マレーシア人には下記のような特徴が見えてきます。

 

■訪日マレーシア人数は年々増加傾向にある

■6割以上の訪日マレーシア人は7日間以上滞在する。

■食に関する関心が高い

■冬ならではの観光を目的とした訪日が多い

 

詳細は下記を御覧ください。

訪日マレーシア人の基礎情報

訪日マレーシア人数

訪日マレーシア人の数は年々増加しており、2017年には40万人を超えています。

 

出典:JNTO「訪日外客数」

 

月別訪日マレーシア人数

訪日マレーシア人数を月毎に見ていくと、4月、12月の訪問者数が多いことが分かります。

特に南国地域ということもあり、冬ならではの観光を目的とした旅行が多いのではないかと推察されます。

 

出典:JNTO「訪日外客数」

 

訪問回数

訪日マレーシア人の訪問回数比率は、全国籍平均と大きな差はなく、初訪問が全体の5割以上を占めています。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」
注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

年代・性別

男女比率を見てみると、女性の割合が若干多く、全国籍平均と比べるとほぼ同じ構成比となっています。

また世代別の割合においては、男女共に20代、30代が多く、特に30代の女性の割合が全国平均を大きく上回っています。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

訪日マレーシア人の旅マエ動向

手配方法

手配方法は、全国籍とほぼ同じ構成比となっていることが分かります。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

情報収集方法

情報収集方法に注目すると、全国籍平均と比較して日本の宿泊施設や政府が運営しているホームページからの情報収集の割合が高く、

一方でSNSの利用は少ないことが分かります。

 

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

訪日マレーシア人の旅ナカ動向

入国地点

訪日マレーシア人の入国経路を見てみると、関西国際空港と新千歳空港の利用割合が多いこと読み取れます。特に新千歳空港の利用割合は全国平均と比較しても多く、マレーシア人にとって北海道が人気の観光スポットであることが推察されます。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

滞在日数

滞在日数に注目してみると、一週間程度の利用割合が多く、長期休暇を利用した日本への旅行が多いことが伺えます。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

都道府県別訪問率

関西国際空港の利用割合が多いこともあり、大阪への訪問率は高くなっています。

一方でマレーシアと近い気候である沖縄への訪問率はほぼ0となっています。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

日本でしたこと

日本食を食べること、繁華街の食べ歩き等が人気であり、マレーシア人の食に対する関心の高さが伺えます。

また自然・景勝地観光、日本の歴史、伝統文化体験など、日本ならではの観光スポットを楽しむ人が多いことが読み取れます

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

訪日マレーシア人の消費動向

消費金額

訪日マレーシア人による総消費額が年々増加しています。

訪日マレーシア人による一人当たり消費額は減少傾向であるものの、訪日マレーシア人数の増加に伴い総消費額が増加したものと考えられます。

 

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

消費金額の内訳

訪日マレーシア人の消費金額の内訳は直近の4年間で大きく変化していません。

また訪日マレーシア人は全国籍平均と比較して買い物にかけるお金は少なく、交通費が高いことが読み取れます。

 

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

買い物の品目別購入比率と購入単価

食料品の購入比率が高く、また購入単価は全体的に全国籍平均と比べて低いことが読み取れます。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

買い物をした場所

基本的には、全国平均との大きな違いは見られませんが、観光地の土産店の利用が多いことから、その地域の文化に関心を持って

買い物をするマレーシア人が多いことが推察されます。

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

免税手続きの実施状況

免税手続き実施率と免税物品購入額がともに全国籍平均を下回っていることから、日本にショッピングをしに来ている訪日マレーシア人は少ないことが推察されます。

 

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的だけではなく、業務目的も含む

 

次回日本でしたいこと

多くの項目で全国籍平均を上回っており、訪日マレーシア人の日本に対する幅広い関心が読み取れます。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」

注:観光レジャー目的のみであり、業務目的は含んでいない

 

弊社の統計データ分析ソリューションを活用いただくと、上記のように簡単にデータの集計やダウンロード、チャート作成などが可能ですのでぜひともお試しください。

 

 

 

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ロケーション解析データを軸にインバウンド対策を成功に導くことを目的としたインバウンド対策総合支援サービスです。観光ビッグデータ分析ソリューション、統計データ分析ソリューション、インバウンド対策コンシェルジュを組み合わせることで、現状把握から施策実行まで最適なインバウンド対策支援をご提案します。

 

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<本記事に関するお問い合わせ>
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