8月31日に、観光庁は最新の「宿泊旅行統計調査」を公表し、7月の延べ宿泊者数の一次速報値、並びに6月の二次速報値を公表しました。
下記にポイントをまとめます。
7月延べ宿泊数 一次速報値
- 訪日外国人の宿泊者数
7月の訪日外国人の延べ宿泊数(一次速報値)は786万人となり、前年同月比で5.9%のプラスとなりました。2017年3月以降、17ヶ月連続で前年同月比を超えて推移しています。
- 国籍別特徴
国籍別では、人数は約247万人の中国が最多。伸び率はイタリアが前年同期比+54%で最多となりました。イタリアに次いで、増加率で上位に来る国は、ベトナム(+42%)、オーストラリア(+37%)となっています。
6月延べ宿泊数 二次速報値(先月発表した数値の改定版)
- 訪日外国人の宿泊者数
6月の訪日外国人の延べ宿泊数(二次次速報値)は745万人となり、前年同月比で21%のプラスとなりました。
(上記グラフ①、②参照)
- 国籍別特徴
国籍別の伸び率ではインドネシア(+51%)となり、次いで、中国(+140%)、ベトナム(+32%)、タイ・イタリア(+30%)と続きました。
- 都道府県別特徴
国籍別宿泊地を見ると、韓国人・香港人は東京に加えて大阪や九州でも宿泊する事が多く、逆に千葉県での宿泊はあまり多くありません。他の多くの国は東京都での宿泊が中心ですが、マレーシア人やシンガポール人は北海道での宿泊も多く、ベトナム人は山梨県での宿泊も多いといった特徴があるようです。
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