10月1日に、観光庁は最新の「宿泊旅行統計調査」を公表し、8月の延べ宿泊者数の一次速報値、並びに7月の二次速報値を公表しました。
下記にポイントをまとめます。
8月延べ宿泊数 一次速報値
- 訪日外国人の宿泊者数
8月の訪日外国人の延べ宿泊数(一次速報値)は772万人となり、前年同月比で20%のプラスとなりました。2017年3月以降、18ヶ月連続で前年同月比を超えて推移しています。
- 国籍別特徴
国籍別では、人数は約226万人の中国が最多。伸び率はインドネシアが前年同期比+48%で最多となりました。インドネシアに次いで、増加率で上位に来る国は、イタリア(+46%)、ベトナム(+40%)となっています。
7月延べ宿泊数 二次速報値(先月発表した数値の改定版)
- 訪日外国人の宿泊者数
7月の訪日外国人の延べ宿泊数(二次次速報値)は859万人となり、前年同月比で16%のプラスとなりました。
(上記グラフ①、②参照)
- 国籍別特徴
国籍別の伸び率ではイタリア(+51%)となり、次いで、オーストラリア(+36%)、フランス(+33%)、ベトナム(+31%)と続きました。
- 都道府県別特徴
国籍別宿泊地を見ると、韓国人・中国人・台湾人・香港人は東京都での宿泊割合が他の国籍よりも低い事が特徴となっており、リピーター増加による旅行地の分散が要因の一つとして考えられます。欧米豪・東南アジアの多くの国は東京都での宿泊が中心となっていますが、欧米豪の国々は京都での宿泊割合が比較的多くあり、シンガポール人・タイ人・マレーシア人は北海道での宿泊も多いようです。またベトナム人の宿泊地割合において山梨県が多い傾向は7月にも見受けられました。
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