11月1日に、観光庁は最新の「宿泊旅行統計調査」を公表し、9月の延べ宿泊者数の一次速報値、並びに8月の二次速報値を公表しました。
下記にポイントをまとめます。
9月延べ宿泊数 一次速報値
- 訪日外国人の宿泊者数
9月の訪日外国人の延べ宿泊数(一次速報値)は約672万人となり、前年同月比で17%のプラスとなりました。2017年3月以降、19ヶ月連続で前年同月比を超えて推移しています。
- 国籍別特徴
国籍別では、人数は約167万人の中国が最多。伸び率はイタリアが前年同期比+70%で最多となりました。イタリアに次いで、増加率で上位に来る国は、フランス(+37%)、ロシア・オーストラリア(+31%)となっています。
8月延べ宿泊数 二次速報値(先月発表した数値の改定版)
- 訪日外国人の宿泊者数
8月の訪日外国人の延べ宿泊数(二次次速報値)は774万人となり、前年同月比で20%のプラスとなりました。
(上記グラフ①、②参照)
- 国籍別特徴
国籍別の伸び率ではイタリアが(+36%)となり、次いで、フランス(+35%)、ベトナム(+33%)、タイ(+32%)と続きました。
- 都道府県別特徴
都道府県別・国籍別に見ると、多くの国籍において宿泊地割合は東京がトップでしたが、韓国人においてのみ北海道と大阪府が東京都を上回りました。欧米諸国の旅行者の宿泊地は代表的な観光地がある東京都・大阪府・京都府などの都道府県の割合が多いようでした。特に、前年同月比が+70%だったイタリア人は東京都と京都府だけで7割弱を占めており、訪日が初である旅行者が多い事が推測されます。
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