12月1日に、観光庁は最新の「宿泊旅行統計調査」を公表し、10月の延べ宿泊者数の一次速報値、並びに9月の二次速報値を公表しました。
以下にポイントをまとめます。
10月延べ宿泊数 一次速報値
- 訪日外国人の宿泊者数
10月の訪日外国人の延べ宿泊数(一次速報値)は約855万人となり、前年同月比で15%のプラスとなりました。2017年3月以降、20ヶ月連続で前年同月比を超えて推移しています。
グラフ① 延べ訪日外国人宿泊者数推移
グラフ② 訪日外国人宿泊者数前年同月比
- 国籍別特徴
国籍別では、人数は約193万人の中国が最多。伸び率はイタリアが前年同期比+129%で最多となりました。イタリアに次いで、増加率で上位に来る国は、スペイン(+126%)、フランス(+109%)となっています。
グラフ③ 国籍別宿泊者数と前年同月比
9月延べ宿泊数 二次速報値(先月発表した数値の改定版)
- 訪日外国人の宿泊者数
9月の訪日外国人の延べ宿泊数(二次次速報値)は633万人となり、前年同月比で7%のプラスとなりました。
(上記グラフ①、②参照)
- 国籍別特徴
国籍別の伸び率ではイタリアが+70%で最多となり、次いで、フランス(+35%)、ロシア(+31%)、オーストラリア(+31%)と続きました。
グラフ④ 国籍別宿泊者数と前年同月比
- 都道府県別特徴
都道府県別・国籍別に見ると、代表的な観光地である東京、大阪、京都の割合が高く、特に、前年同月比が+70%だったイタリア人は東京都と京都府だけで7割弱を占めており、訪日が初である旅行者が多い事が推測されます。タイ人、ベトナム人は東京都、大阪府はもちろんのこと千葉県や山梨県への旅行も多くあることが特徴として挙げられます。
グラフ⑤ 国籍別宿泊都道府県
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