12月27日に、観光庁は最新の「宿泊旅行統計調査」を公表し、11月の延べ宿泊者数の一次速報値、並びに10月の二次速報値を公表しました。
以下にポイントをまとめます。
11月延べ宿泊数 一次速報値
- 訪日外国人の宿泊者数
11月の訪日外国人の延べ宿泊数(一次速報値)は約702万人となり、前年同月比で10.3%のプラスとなりました。2017年3月以降、10ヶ月連続で前年同月比を超えて推移しています。
グラフ① 延べ訪日外国人宿泊者数推移
グラフ② 訪日外国人宿泊者数前年同月比
- 国籍別特徴
国籍別では、人数は約166万人の中国が最多。伸び率はイタリアが前年同期比+163%で最多となりました。イタリアに次いで、増加率で上位に来る国は、スペイン(+154%)、オーストラリア(+132%)となっています。
グラフ③ 国籍別宿泊者数と前年同月比
10月延べ宿泊数 二次速報値(先月発表した数値の改定版)
- 訪日外国人の宿泊者数
10月の訪日外国人の延べ宿泊数(二次次速報値)は795万人となり、前年同月比で6.9%のプラスとなりました。
(上記グラフ①、②参照)
- 国籍別特徴
国籍別の伸び率ではフランスが+36%で最多となり、次いで、イタリア(+34%)、オーストラリア(+33%)、ロシア(+26%)と続きました。
グラフ④ 国籍別宿泊者数と前年同月比
- 都道府県別特徴
都道府県別・国籍別に見ると、代表的な観光地である東京、大阪、京都の割合が高く、特に、ロシア、イタリア、スペイン、は東京都と京都府だけで5割以上を占めております。一方韓国、中国、香港、台湾を見ると、その他の割合が高く、地方の観光地へ訪問していることがわかります。
グラフ⑤ 国籍別宿泊都道府県
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