1月16日にJNTO（日本政府観光局）から12月の訪日外国人数の推計値が発表され、前年同月比4.4%増の263万2千人。2017年12月の252万1千人を約11万人以上上回り、12月として過去最高を記録しました。
国籍別では、シンガポール、マレーシアが単月として過去最高を記録し、英国、イタリアを除く18市場で12月として過去最高を記録しました。夏から秋にかけての一連の災害等の影響で、韓国（6月から）や台湾（9月から）においては前年同月を下回っていましたが、観光需要の復興に向けた取り組みが奏功し、前年同月を上回るまでに回復しました。
2018年の訪日外客数は、前年比8.7%増の3,119万2千人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降、最多となりました。
東アジア市場を中心に自然災害による旅行控えが見られましたが、年末までに東アジア市場すべてで前年同月を上回るまでに回復しました。東南アジア市場については各市場における訪日旅行プロモーションが訪日需要を創造し、欧米豪市場については、好調なクルーズ船需要やグローバルキャンペーンの実施により、年間を通じて好調な伸びを示しました。
国籍別では、中国が838万人となり全市場で初めて800万人台に達したほか、タイが113万人となり、東南アジア市場で、初めて100万人を突破するなど着実な伸びを示し、結果として香港を除く19市場で過去最高を記録しました。
元データはコチラ：JNTO（日本政府観光局）訪日外客数2018年12月推計値