10月16日にJNTO(日本政府観光局)から2019年9月の訪日外国人数の推計値が発表され、前年同月比5.2%増の227万3千人。2018年9月の216万人を約11万人上回った。
訪日外客数が多い韓国市場の減速は続いているものの、ラグビーワールドカップ2019日本大会の開催により、ラグビーワールドカップの出場国が含まれる欧米豪市場の訪日外客数が前年同月に比べ7万7千人増えたこと、中国市場及び東南アジア市場において引き続き訪日外客数が堅調に伸びていることが、訪日外客数の増加に寄与した。また、2018年9月は台風第21号や北海道胆振東部地震の影響を受けた月であったことも、前年同月を上回る一因となった。
市場別では、英国で単月として過去最高を記録したほか、17市場(中国、台湾、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、スペイン)で9月として過去最高を記録した。
昨今の世界情勢や旅行先の多様化などを背景に、訪日旅行市場を取り巻く環境は日々変化している。今後も市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションに取り組んでいくとしています。
元データはコチラ:JNTO(日本政府観光局)訪日外客数2019年9月推計値