2月19日にJNTO(日本政府観光局)から2020年1月の訪日外国人数の推計値が発表され、前年同月比1.1%減の266 万1千人。2019年1月の268万9千人を約3万人下回り、4か月連続で前年同月を下回った。
訪日外客数が多い韓国市場の減速(前年同月比59.4%減)が、訪日外客数全体が前年同月を下回る要因となった。
昨年は2月であった春節が今年は1月になり訪日需要増の時期が前倒しになった影響等により、東アジア市場の一部、東南アジア市場などで前年同月比が2桁の伸び(このうち、香港、マレーシア、フィリピン、ベトナムは前年同月比40%超)を記録した。
市場別では、豪州で単月として過去最高を記録したほか、韓国、ドイツを除く17市場(中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、米国、カナダ、英国、フランス、イタリア、ロシア、スペイン)で1月として過去最高を記録した。
中国市場を中心にCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の海外旅行需要への影響が懸念される中で、市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションに取り組んでいく。
元データはコチラ:JNTO(日本政府観光局)訪日外客数2020年1月推計値