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茨城県に訪れる訪日外国人の特徴
2019.01.21

茨城県の観光スポット

茨城県は首都圏からのアクセスが良く、ひたち海浜公園や鹿島神宮など、多くの訪日外国人が訪れる場所です。
本記事では、そんな茨城県に訪れる訪日外国人の特徴について、オープンデータ、ビッグデータを用いた観光動態調査結果から考察していきます。

 

はじめに

観光動態調査の全体像

インバウンド対策は、滞在・周遊による人の動き、消費動向を定量的に押さえ、定性的に旅行行動を把握し実施する事が大切です。旅行行動は大きく「旅マエ」「旅ナカ」「旅アト」の3つに分けられ、それぞれのフェーズに適したデータを分析し現状把握を行う事で、精度の高い施策と効果検証につなげる事ができます。

 

■旅マエの主なデータ
・情報収集手段
・旅行申し込み方法(個人or団体)
・訪日回数 …etc
■旅ナカの主なデータ
・滞在調査
・周遊調査
・消費調査
・旅行行動調査 …etc
■旅アトの主なデータ
・満足度(内容別)
・困りごと
・リピート意向
・地域の魅力な点 …etc

 

概要 

茨城県に訪れる訪日外国人の特徴まとめ

●旅マエ

9割の人が個別に旅行を手配

親族・知人訪問やビジネス目的で利用する割合が高い

●旅ナカ

■昼間の滞在者数が夜間と比較して圧倒的に多い

4月・7月・8月・10月の滞在者数が多い傾向にある

夜間、昼間共につくば市の滞在者数が他の市と比較して多い

※本記事では「旅マエ」「旅ナカ」に焦点を絞り分析を行なっています

 

使用データについて

モバイル空間統計とは、ドコモの携帯電話ネットワークの仕組みを使用して作成される人口統計情報。携帯電話ネットワークは電話やメールなどをいつでもどこでもご利用いただけるように、各基地局のエリア毎に所在する携帯電話を周期的に把握しているサービス。いつ・どんな人が・どこから・どこへを7,600万(訪日外国人:750万)サンプルから分析可能。

※当レポートでは、主要17ヶ国(大韓民国、中華人民共和国、台湾、香港、ベトナム、タイ、シンガポール、マレーシア、フィリピン、インド、英国、フランス、ドイツ、ロシア、アメリカ合衆国、カナダ、オーストラリア)の訪日外国人の滞在データを使用

都道府県単位で、訪日外国人(地域別・国籍別)の部門別カード消費額や取引件数、取引単価をマップやグラフに表示して比較したり、消費額の推移をグラフに表示することで、自地域における訪日外国人の消費額や消費単価を把握可能。

訪日外国人旅行者の消費動向を明らかにし、外国人観光客誘致に関する施策の企画立案、評価等のための基礎資料を得ることを目的とした観光庁が実施している調査です。 本調査は、目的に応じて以下の3つの調査を四半期毎に実施しています。 A全国調査:日本全体での訪日外国人の客層や旅行内容、消費実態を明らかにする。 B1地域調査:訪問地(都道府県)毎に、訪日外国人の客層や旅行内容、消費実態を明らかにする。 B2クルーズ調査:船舶観光上陸許可を得た訪日外国人の客層や旅行内容、消費実態を明らかにする。

Twitterや一部インスタグラムのデータを元にナイトレイが国籍判定や位置情報解析を行ったデータ(2016年9月20日~2017年8月31日のデータを集計)。SNS解析データを基にして、訪日外国人のクチコミ、周遊動向、人気施設等の把握が可能。

 

これら全てのデータをワンストップで検索・取得・整理・分析可能local insight(統計データ分析ツール)を使用し作成。

 

茨城県の訪日外国人旅マエ動向

旅行手配の時期

全国平均と同じように「出発の1~2か月前」に旅行を手配する人が多いことがわかる。

茨城県の特徴として、旅行直前の「出発の1週間以内」「出発の1〜2週間前」「出発の3〜4週間前」に手配する人が全国平均より多いことが挙げられる。

 

観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

旅行申込方法

全国平均と比較すると、店頭での申し込みや電話等その他の方法で申し込む人が多い。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

旅行手配方法

茨城県を訪れた外国人の約9割が個別手配で旅行を手配している。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

旅行目的

「観光・レジャー」の割合が、全国平均の割合の約半分と圧倒的に低い。

一方で「親族・知人訪問」「その他ビジネス」「留学」の割合が全国平均と比較して非常に高い。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

 

茨城県の訪日外国人旅ナカ動向

茨城県の滞在状況

●年別滞在者数推移

夜間の滞在者数よりも昼間の滞在者数が圧倒的に多いことが特徴的である。

出典:RESAS「モバイル空間統計」※2015年1月から2017年11月までのデータを集計

 

●月別滞在者数推移

4月・7月・8月・10月に滞在者数が他月と比較して多い傾向がある。

 

出典:RESAS「モバイル空間統計」※2015年1月から2017年11月までのデータを集計

 

●訪日回数

初めて茨城県を訪れる外国人が多いが、全国平均と比較するとその値は低いことが分かる。

また、5回目以上の訪日の回数が多いことも特徴的である。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

●国籍別滞在者割合

昼夜ともに、中国からの滞在者数が圧倒的に多い。

また、滞在者数の国籍別割合は昼夜でほぼ変らないことが分かる。

 

中国人のインバウンド観光情報については「インバウンド担当者必見!データから分かる訪日中国人の特徴」を参照してください。

 

出典:RESAS「モバイル空間統計」※2016年12月から2017年11月までのデータを集計

 

茨城県で訪日外国人の滞在者数が多い市区町村トップ3

●1位:つくば市

7月と10月において、昼夜共に滞在者数のピークを迎えていることが分かる。

また、年間を通して滞在者数の変化が、他の市と比較して大きくないのが特徴的である。

 

出典:RESAS「モバイル空間統計」※2016年12月から2017年11月までのデータを集計

 

●2位:水戸市

4月と10月に、昼夜共に滞在者数のピークを迎えていることが分かる。

特に10月は夜の滞在者数が昼を上回っており、これは水戸市の観光スポットである「偕楽園」において、紅葉のライトアップを目的に訪問する人が多いことが影響していると考えられる。

 

出典:RESAS「モバイル空間統計」※2016年12月から2017年11月までのデータを集計

 

●3位:ひたちなか市

4月、5月、10月の昼の滞在者数が圧倒的に多いことが特徴的である。

これはひたちなか市の有名な観光スポットである「国営ひたち海浜公園」の影響が大きいと考えられる。

 

出典:RESAS「モバイル空間統計」※2016年12月から2017年11月までのデータを集計

 

●茨城県の市区町村別滞在者数ランキング

滞在者合計1位のつくば市は、2位の水戸市と比較して2倍近い値となっている。

 

出典:RESAS「モバイル空間統計」※2016年12月から2017年11月までのデータを集計

 

●茨城県の人気施設ランキング

ナイトレイが独自に解析するSNSデータを元に作成した⼈気施設ランキングです。

「inbound insight SNS解析プラン」では人気施設ランキングだけでなく、訪日外国人の訪問スポット、クチコミ、周遊ルートを可視化することが可能です。

順位 施設名 市区町村
1位

牛久大仏

牛久市

2位

大洗駅

東茨城郡 大洗町
3位 鹿島神宮 鹿嶋市
4位

UNiBO JAXA筑波宇宙センター

つくば市
5位

鹿嶋市

鹿嶋市
6位 大洗町 東茨城郡 大洗町
7位 筑波山神田家 つくば市
8位 国営ひたち海浜公園 臨時駐車場 ひたちなか市

出典:inbound insight「SNS解析プラン」 集計対象期間:2018年12月07日 ~ 2019年01月06日

 

茨城県の消費状況

●茨城県の総消費額、都道府県ランキング

2017年における訪日外国人の茨城県での消費額は全国29位である。

2016年までは総消費額が年々増加していたが、2017年には値は減少している。

 

出典:RESAS「ビザ・ワールドワイド・ジャパン株式会社のカードデータを再編加工」※ランキングは2016年10月から2017年9月までのデータを集計

 

購入店舗

「スーパーマーケット」や「空港の免税店」が高い割合となっている。

また「スーパーマーケット」や「100円ショップ」等が全国平均を上回っているのが特徴的である。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

利用金融機関

「ATM」を利用する訪日外国人が多いことが特徴的である。

また全国平均と比較すると「空港の両替所」「宿泊施設での両替」を利用する訪日外国人も多いことがわかる。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

支払い・決済方法

「現金」と「クレジットカード」が高い割合を示しており、これは全国平均とほぼ同じ値となっている。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

世帯年収

全国平均とほとんど変わらず「500万円未満」が最も大きい割合となっている。

 

出典:観光庁「訪日外国人消費動向調査」2017年

 

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