本レポートは都道府県・国籍別に訪日外国人の消費額や消費単価を集計しランキング化したレポートです。
・2019年1月〜6月期の国籍別消費額速報
・国籍別の消費総額、消費単価の総合順位
・上位の国籍がどのようなモノ、コトで消費をしているのか
・都道府県別の消費単価増加率ランキング
・特定都道府県の宿泊施設、購入店舗別の消費割合
etc
などを紹介しています。
※訪日外国人消費動向調査2016年〜2019年4月~6月期(一次速報)を集計し作成
レポート作成の目的
ターゲットとしている国籍や類似する国籍、自地域が属する都道府県やベンチマークとしている都道府県の消費状況を客観的に把握することで、インバウンド対策の議論のスタート地点としていただくことを目的に作成しています。
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【2019・最新】全国都道府県・市区町村訪日外国人観光客数ランキングレポート
都道府県別 訪日外国人 消費単価増加率ランキング 上位10
岡山県はタイガーエア台湾の日台路線が開通したこと、香川県は四国観光ルート策定による近隣県との連携が影響していると考えられる。
順位 | 都道府県 | 2018年消費単価 | 2017年消費単価 | 増加率 |
---|---|---|---|---|
1位 | 岡山県 | 37,825円〈23位〉 | 11,443円〈40位〉 | 330.54% |
2位 | 香川県 | 51,646円〈14位〉 | 16,977円〈30位〉 | 304.22% |
3位 | 滋賀県 | 33,592円〈30位〉 | 11,455円〈39位〉 | 293.25% |
4位 | 兵庫県 | 26,928円〈35位〉 | 9,920円〈43位〉 | 271.45% |
5位 | 山口県 | 31,744円〈32位〉 | 12,185円〈37位〉 | 260.51% |
6位 | 新潟県 | 60,498円〈7位〉 | 25,693円〈20位〉 | 235.46% |
7位 | 和歌山県 | 25,671円〈38位〉 | 11,068円〈41位〉 | 231.94% |
8位 | 鳥取県 | 35,056円〈28位〉 | 15,135円〈33位〉 | 231.62% |
9位 | 山形県 | 56,078円〈10位〉 | 25,200円〈21位〉 | 222.53% |
10位 | 愛媛県 | 49,718円〈16位〉 | 22,785円〈24位〉 | 218.21% |
※11位以降の都道府県別訪日外国人消費単価ランキングは、レポートをダウンロードいただくと取得可能です(無料)
滋賀県:消費単価増加率293%(第3位)
近畿地方に含まれる滋賀県は、琵琶湖を有することで知られている県で、国内外の歴史ファンや時代劇ファンが注目する観光スポットが多くある県です。
滋賀県の2018年度の予算編成には「観光客誘致促進費」の中に訪日外国人の誘致可能性調査費用が組み込まれており、定期的な観光コンテンツ・ターゲット国籍の調査分析・施策検討を実施していることが訪日外国人の消費促進に影響していると考えられます。
消費単価増加の要因として、滋賀県は宿泊消費単価が高く特に「別荘・コンドミニアム」利用の消費単価が福井・岐阜など隣接県と比べ圧倒的に高いことが挙げられます。また、コンビニやスーパーなどの購入店舗割合が高いことも特徴として挙げられます。
※レポート一部抜粋
国籍別消費額・消費単価総合ランキング 上位10
総合順位は消費額1位、消費単価3位の中国がトップとなった。
消費単価の高いオーストラリア、スペイン、イギリス、アメリカなど、欧米豪が上位にランクインした。
順位 | 国籍 | 消費額偏差値 | 消費単価偏差値 | 総合スコア |
---|---|---|---|---|
1位 | 中国 | 88.2 | 61.12 | 74.66 |
2位 | オーストラリア | 47.63 | 65.05 | 56.34 |
3位 | スペイン | 44.66 | 63.95 | 54.31 |
4位 | イギリス | 45.92 | 60.21 | 53.07 |
5位 | アメリカ | 52.16 | 53.48 | 52.82 |
6位 | イタリア | 44.81 | 60.81 | 52.81 |
7位 | フランス | 45.74 | 59.03 | 52.39 |
8位 | 台湾 | 60.55 | 38.82 | 49.68 |
9位 | ベトナム | 45.95 | 52.75 | 49.35 |
10位 | ドイツ | 45.03 | 53.52 | 49.28 |
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上位5ヶ国消費項目:国籍別消費額・単価総合ランキング
中国の消費項目割合は買い物代が50%以上を占め、欧米豪4ヶ国はそれぞれ約40%が宿泊費となりました。
中国人がどのような商品を購入しているかを見ると「化粧品・香水」が21%で一番購入率が高く、ついで菓子類が19%、医薬品が13%、衣類が10%という結果となりました。
数年前は爆買いが話題となり、現在では少し落ち着いた様子ですが、やはり訪日中国人による消費はとても規模が大きいのは変わりません。
近年では化粧をする中国人女性が増えたことも背景にあり、訪日旅行時に化粧品や香水などを購入する割合が増加しています。
※レポート一部抜粋
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