- 自分の地域に訪れる外国人を増やしたいが根拠となるデータがない
- 訪日外国人が何に注目し、どのようなルートで観光しているのかが不明
- SNSの投稿内容を分析することで、訪日外国人の動向を把握
- 周遊データプランの活用により、訪日外国人のゴールデンルートを抽出
導入の背景・課題
同市は日本のとある地方自治体です。 昨今、日本全体で訪日外国人が増える中、同市を訪れる外国人数も急激に増えてきておりました。従前は、担当者が経験と勘をもとに観光戦略を練っておりましたが、インバウンド市場が急速に拡大するにつれて、しっかりとした施策を打ち、できるだけ効果的に訪日客を取り込む必要性が出てきておりました。また、周辺の自治体も同様に訪日外国人の取り込みに力を入れており、周辺の自治体との訪日外国人の奪い合いも起きつつありました。 そこで、第一弾として、まずは現状の訪日外国人の動向を把握し、分析することが決定しました。しかし、訪日外国人に関する定量的データや定性情報が不足しており、具体的な施策に落とし込めずにおりました。
ナイトレイのツールの使い方
同市には「inbound insight」観光ビッグデータ分析ソリューションのSNS解析プラン、周遊データプランに契約していただきました。
訪日外国人数の周遊ルートの把握
周遊データプランを活用することで、訪日外国人の周遊ルートを把握することが可能になります。今回、近隣地域も含んだ周遊経路を分析し、同市内や同市周辺をどういった経路で観光をしている人が多いのか、いわゆるゴールデンルートの抽出を行いました。
SNSから行動内容・トレンドの把握
SNS解析プランも活用し、SNSの投稿情報から、同市内の人気の観光スポット、季節による特徴、国籍別の特徴、訪日外国人による具体的な感想など、様々な情報を入手していただきました。 同市内には多くの観光資産があるため、漠然と多くの外国人が訪れていることは認識しておりましたが、今までは具体的な行動内容や感想などは把握できておらず、非常に貴重な情報を取得していただきました。
導入後の結果
ナイトレイの提供する「inbound insight」観光ビッグデータ分析ソリューションの周遊データプランに契約してもらうことで、同市周辺の観光ゴールデンルートを多数把握していただきました。また、「inbound insight」観光ビッグデータ分析ソリューションのSNS解析プランでは、SNS上に投稿された定性データを取得・分析し、訪日外国人の嗜好やトレンドを把握することも可能となりました。 今回、日本人の気がつかない観光スポット、観光ルートが数多く見つかり、新たな観光資産の掘り起こしやルートの発見につながりました。 今回の取り組みで取得した情報を活用するのはもちろんのこと、今後も弊社のツールを継続的にお使いいただくことで訪日外国人の動向をモニタリングし、継続的な外国人向け観光施策立案に活用していくとのことです