- 地域ごとの中国人動向が知りたい
- 中国人のニーズが知りたい
- 商業施設の広告を出すべき場所がわからない
- 日本全国の市区町村別の中国人観光客数を把握し、大型商業施設の出店計画に活用
- 中国人の投稿内容から中国人の人気製品、人気店などをリアルタイムで把握。商業施設内に関連店舗を誘致し、中国人を誘客
- 周遊ルートを特定することで、広告を出稿すべき場所がより明確に
導入の背景・課題
同社は大型商業施設の開発・運営をしております。 大型商業施設を新たに出店するにあたり、訪日外国人、特に中国人をターゲットとして、集客したいと考えていましたが、出店地決定にあたり、訪日外国人の人数などの根拠情報が不足していました。 また、中国人のニーズを知りたいとも考えておりましたが、トレンドの移り変わりが非常に早いことから、可能な限りリアルタイムに、中国人に好まれる製品や店舗も知りたいと考えていました。従前より、既存店内の購買情報などから推測はしていたものの、確認可能なデータが限られており、より広範なデータを取得する必要性も生じていました。 更に、訪日外国人の周遊ルートも特定できておらず、商業施設の訪日外国人向けの広告をどこに出稿すべきか、の参考情報も持っておらず、具体的な施策に落とし込めずにいました。
ナイトレイのツールの使い方
同社は「inbound insight」観光ビッグデータ分析ソリューションのSNS解析プラン、旅行滞在データプラン(市区町村版)の2種類のプランに契約していただきました。
訪日外国人の人数の把握/トレンドの把握
SNS解析プランでは、商業施設開発予定地や既存商業施設周辺で投稿されているSNS情報を国籍ごとに検索していただき、訪日外国人の投稿数や、投稿内容に現れるニーズやトレンドを分析していただきました。 また、旅行滞在データプランを使うことで、出店候補地周辺地域の国籍別来訪者数を把握していただきました。中国人がなんとなく多いと思っていた地域よりも目をつけていなかった地域の方が実は来訪者数が多いなどの発見も多々あった、とのことです。
周遊ルートの特定
また、ルート表示機能も活用し、商業施設周辺を訪れた訪日外国人の移動動態も把握していただきました。これにより、中国人が頻繁に通る地域を特定することが可能となり、中国人向けの広告を出稿する場所の検討の際に参考にしていただきました。
季節別の訪日外国人への施策立案
旅行滞在データプランでは、月別の来訪者数も把握可能であり、そのデータを活用し、春に中国人観光客が商業施設周辺の市区町村を訪問することを確認していただきました。また、SNS解析プランにおいても「年間推移」機能があり、その機能を活用し、都道府県別に何月にどの国籍の人が多いかを特定していただき、中国人向けのイベントやプロモーション・キャンペーンの開催時期の検討にも役立てていただきました。
導入後の結果
SNS解析プランや旅行滞在データプランを活用し、国籍ごとのニーズや来訪者数を把握することで、訪日外国人のトレンドをリアルタイムに反映させた、より効果的なサービス企画や出店計画を立案することが可能となりました。 特に、同社のメインターゲットとしていた中国人に関しては、旅行滞在データプランを活用することで、どの市区町村にいつ多いのかを把握し、中国人が集まる地域での商業施設開発や、中国人に人気のテナント誘致、中国人をターゲットとしたキャンペーンの企画などに活用していただきました。 また、SNS解析プランを使い、中国人の周遊ルートのトレンドも特定し、中国人が頻繁に訪れる地域や施設に広告出稿を行うことも検討していただくことができました。 今後も継続してSNS解析プランや旅行滞在データプランをご利用いただき、リアルタイムにインバウンドのトレンドを掴んでいただき、効果的な施策を打ち出す上での裏付けデータとして活用頂きます。